寝室の窓ってどんな種類があるの？失敗しないためのコツもご紹介！

快適な睡眠は健康的な生活の基盤です。
寝室の窓選びは、良質な睡眠環境を作る上で重要な役割を果たします。
しかし、選択肢が多く、どの窓が最適か判断するのは容易ではありません。

そこで本記事では、寝室に適した窓の種類と選び方、失敗しないためのコツを紹介します。

□寝室に選ばれやすい窓ってなにがある？

寝室の窓選びで重要なのは、どのような窓を選ぶかです。
ここでは、質の良い睡眠に役立つ5種類の窓とその特性を紹介します。

1:トップライト(天窓)で壁面を有効活用

トップライトは、壁面の使用を制限せず、明るさを確保します。
ただし、朝の光が早く部屋を照らし、夜の月明かりが気になることも。
直接日光が差し込むため暑さ対策も必要です。

2:ハイサイドライト(高窓)

高い位置に設置される高窓は、部屋全体を明るくし、直射日光の影響を受けにくいため、快適な睡眠に貢献します。
高すぎる位置に設置すると掃除が大変な側面もありますが、寝室で取り入れられやすい窓の1つです。

3:縦すべり出し窓で断熱と防音

縦すべり出し窓は、気密性と断熱性に優れ、外の騒音を遮断します。
換気も容易で、小さなサイズで光を制限できるため、まぶしさを抑えられますよ。

4:横すべり出し窓でプライバシーと防犯対策

横すべり出し窓は、開けた際に雨が室内に入りにくく、ひさし代わりにもなるのです。
開閉の角度調整も容易なため、プライバシーと防犯に優れています。

5:引き違い窓で快適な開閉と風景を楽しむ

一般的な引き違い窓は、光を多く取り込み、換気がしやすい窓です。
しかし、他の窓に比べて気密性が劣るため、ベッドの位置との兼ね合いが重要です。

寝室の窓選びのコツを、具体的な建築事例を基に紹介します。

＊安眠を求めるなら小さな窓を高めに配置する

スキップフロアにロフトがある家では、小さめな窓を高い位置に配置しています。
温度、日差し、音などの問題に気を取られなくなりますが、寝室で作業する場合は暗く感じることがあるため、エリアごとの照明計画が重要です。
照明計画と合わせて窓の位置を工夫し、寝室を快適な空間に仕上げられますよ。

＊ベッドの高さを考慮して窓の位置を決める

総重量タイル貼りの家の例では、天井付近に窓を配置し、日差しや冷気の影響を減らしています。
また、書斎兼用の寝室では、腰高の窓を3つ配置している例もあります。
ベッドの高さを先に決めたり、寝室を使用する時間によって採光量を調節したりしてみてくださいね。

＊位置や大きさだけでなく窓の性能やカーテンにもこだわる

動物病院併用の住宅では、断熱性に優れた窓と効果的なカーテンで、光と熱のコントロールを実現しています。
もし窓の大きさや配置のみを考えている場合、断熱性も考慮することをおすすめします。

寝室に適した窓の選び方は、個々のニーズとライフスタイルによって異なります。
トップライトや高窓、縦すべり出し窓など、それぞれの窓の特性を理解し、実例を参考にすることで、失敗せずに理想の睡眠環境を実現できるでしょう。
快適な睡眠環境を作るためには、窓選びが重要なカギを握っています。