リビング収納の成功法則!間取り設計で後悔しないための収納スペースの考え方

新築住宅を建てる際、収納スペースの設計は、住む人の夢を叶えるだけでなく、快適な暮らしを実現するための重要な要素です。

しかし、収納スペースの設計は、後から変更が難しい部分でもあります。
そのため、収納スペースの設計で後悔しないか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リビング収納を成功させるための考え方とアイデアをご紹介します。

□リビング収納を成功させるための考え方

収納スペースを成功させるためには、ただ数を増やせば良いわけではありません。家族構成、ライフスタイル、将来の変化を考慮した、総合的な設計が必要です。

1:家族構成と子供の成長

子育て世帯では、子供の成長によって収納のニーズが大きく変化します。
就学前の子どもは、それほど多くの持ち物はありません。

しかし、中学生、高校生になるにつれて、持ち物の量は増加します。将来を見据え、収納スペースの容量を確保しておきましょう。

2:家族のライフスタイル

家族のライフスタイルは、収納スペースのタイプや広さに影響を与えます。
例えば、食料品を買い置きするご家庭であれば、キッチンのパントリーが必須となります。
アウトドアスポーツを楽しむ家族であれば、屋外と繋がる土間収納が便利です。
また、在宅ワークをする家族がいる場合は、書斎の収納棚が重要になります。

3:家族の生活動線

収納スペースは、すぐに収納できる場所に設置することが重要です。
家族の生活動線上に収納スペースを設けることで、スムーズな収納を実現できます。
例えば、玄関からリビングに直行できる間取りであれば、玄関またはリビングに大型収納を設置するなど、動線に合わせた設計が大切です。

□リビング収納のアイデア

1. 造り付け収納棚

造り付け収納棚は、リビングのスペースを有効活用できる便利な収納方法です。
文具や薬箱など、細々とした日用品を収納する引き出し収納、書類を収納する扉付き収納、お気に入りの小物を飾るオープンタイプなど、用途に合わせて様々なタイプがあります。

2. テレビボード

テレビボードは、AV機器の収納だけでなく、リビングの雰囲気を左右する重要なアイテムです。
近年では、動画配信サービスが普及しており、テレビ周りの収納は最低限で済む場合もあります。

しかし、DVDやCDなどのコレクションがある場合は、それらの量に合わせて収納スペースを確保しましょう。

3. デスクコーナー

在宅ワークや子供の勉強スペースとして、デスクコーナーは非常に便利です。
デスクコーナーに引き出しや本棚を設置することで、作業後もサッと片付けることができ、カウンター上が散らかりにくくなります。

4. ベンチ収納

ベンチ収納は、収納スペースと座席を兼ね備えた、多機能なアイテムです。
位置が低いので、小さなお子様でも出し入れしやすく、おもちゃ入れとしてもおすすめです。
リビングだけでなく、洗面所やダイニングでも活躍します。

5. 小上がり

小上がりは、リビングにアクセントを加えるとともに、収納スペースを確保できるアイデアです。
小上がりの段差を活用することで、収納スペースを設けられます。
深めの収納であれば、ブランケットや掃除用具、シーズンオフのインテリア小物などを収納できます。

6. スキップフロア

スキップフロアは、リビングにいながら個々の時間を過ごすことができる、新しいリビングの過ごし方を提案するアイデアです。
スキップフロアの段差を活用することで、収納スペースを設けられます。

□まとめ

新築住宅のリビング収納を成功させるためには、家族構成やライフスタイル、将来の変化を考慮した収納スペースの設計が不可欠です。
造り付け収納棚やテレビボード、デスクコーナー、ベンチ収納、小上がり、スキップフロアなど、様々な収納アイデアを活用することで、快適で機能的なリビングを実現できます。
収納スペースの設計には、収納する物の量とサイズ、そして家全体の床面積とのバランスを考慮することが重要です。
後悔のない収納スペース設計を実現するために、これらのポイントを参考に、理想のリビング収納を計画してみてください。