住宅ローン一年目で確定申告は必要?申告に必要な書類は?

家を購入しようと検討されている方やすでに購入した方は、住宅ローンを借り入れる方が多いでしょう。
納めた税金が戻る制度ですが、この制度を活用するには確定申告をしなければなりません。
確定申告には、さまざまな書類を用意する必要があります。
今回は、確定申告の必要書類について紹介します。

□住宅ローン控除を受けたいなら、一年目に確定申告は必須

住宅ローン控除は、年末時点の住宅ローンの残高によって税金が戻る制度です。
正式名称は、「住宅借入金等特別控除」です。
住宅ローンを利用してマイホームを購入した際や省エネ・バリアフリーの改修工事をした際など、13年間にわたって年末の住宅ローン残高の0.7%にあたる還付金を受け取ることができます。

しかし、住宅ローン控除を受けるには、条件を満たした上で購入した物件に住み始めた翌年1月1日から3月15日までに確定申告をする必要があります。

□確定申告に必要な書類

1.確定申告書(A)

確定申告をするためのもので、会社員の方は(A)のものを使用します。

2.源泉徴収票

こちらは、勤務先から発行されます。

3.本人確認書類

マイナンバーカードか、マイナンバー通知カードまたはマイナンバーが記載されている住民票と運転免許証やパスポートなどの確認書類が必要です。

4.住民票の写し

こちらは、住んでいることを証明するために必要です。

5.住宅借入金等特別控除額の計算明細書

住宅の面積や購入額を記入し、控除を受ける金額を計算する書類です。
税務署や国税庁のホームページから自分でダウンロードして取得します。

6.住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書

ローン残高が書かれている書類です。
借り入れしている金融機関に送ってもらいます。

7.土地・建物の登記事項証明書

こちらは、法務局で発行されます。
登記所または法務局証明サービスセンターの窓口で交付請求するか、郵送での交付請求、インターネットでのオンライン交付請求ができます。

8.請負契約書の写し・売買契約書の写し

住宅を建築・購入した際に交わした契約書のコピーを準備しておきましょう。

*その他
1981年よりも前に建てられた既存住宅の場合は、耐震基準適合証明書・既存住宅性能評価書・既存住宅売買瑕疵保険付き証明書のいずれかの書類を準備しておきましょう。

□まとめ

住宅ローン控除を受けたい方は、家を購入した一年目に確定申告を行いましょう。
確定申告の期間は決められているため、慌てて準備することがないように、予め計画を立てながら行うことをおすすめします。
また、必要書類のチェックリストを作成し、漏れがないように準備していきましょう。