気密住宅ってどんな家?検査の流れとあわせてご紹介!

家の快適さは、どこからくるのかなと思ったことは一度でもあるのではないでしょうか。
実は、その答えの一つが「気密性能」にあるのです。
今回は、大切な「気密性能」について、その役割や測定方法を紹介していきましょう。
ぜひ最後まで一読くださいね。

□気密性能って?住宅の快適性を支える基礎知識

*気密住宅

「気密性能」って言葉、聞いたことあるでしょうか。
これは、住宅がどれだけ隙間なくしっかりしているかを示す大事なポイントです。
C値という数値で表されますが、この数値が小さいほど「隙間が少ない高品質な家」ってことになります。
では、気密性が高いとどのような良いことがあるのでしょうか。

まず、挙げられるメリットは冬暖かく、夏涼しくなることでしょう。
隙間が少ないと、断熱材の力を存分に活かせるのです。
これで、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。

計画的な換気システムと合わせると、きれいな空気を効率よく取り込めます。
また、隙間が少なければ、壁の中の結露やカビの心配も減るので、家も長持ちしますよ。

□気密検査の流れをご紹介

家の快適さを左右する気密性能、これを正確に知るためには「気密検査」という重要なステップが不可欠です。
それでは、気密検査の手順を1つずつ見ていきましょう。

1:まずは測定器の準備

最初のステップは、測定器の準備です。
運んできた測定器を設置するために、まずは適切な窓を選びます。
なぜ小さい窓が良いかというと、大きな窓は気密性が低いことが多く、測定の精度に影響を与える可能性があるからです。
小さい窓を選ぶことで、より正確なデータを得られるのです。

2:換気口はしっかり塞ぐ

次に、家のすべての換気口を丁寧に養生テープで塞ぎます。
これは、測定中に計画的な換気による空気の流れを遮断し、実際の隙間だけを測定するためです。
この作業が不完全だと、測定結果に誤差が生じる可能性があるので、とても重要な工程なんですよ。

3:測定器をセット

測定器の設置が続きます。
この機器は室内と室外の空気圧の差を測定することで、家の隙間の大きさやC値を算出します。
この数値が気密性の高さを示す指標となるわけです。
測定器の正確な設置は、信頼できるデータを得るために不可欠です。

4:測定前の大事なチェック

測定前のチェックも忘れてはいけません。
まずは、外の風の強さを測定します。
風が強すぎると、測定結果に影響を与える可能性があるからです。

また、家中の窓がきちんと閉まって施錠されているかも確認します。
これは、窓が適切に閉まっていないと、本来の気密性能を正しく評価できないためです。

5:気密測定

最後に、いよいよ気密測定の実施です。
測定器を起動し、建物全体の隙間の大きさやC値を計測します。
このデータは複数回取得し、その平均値を使用します。

これにより、一時的な環境変化に左右されない、より信頼性の高い結果が得られるのです。
測定は細心の注意を払いながら行うことで、家の気密性能の正確な評価が可能になります。

□まとめ

今回は、住宅の「気密性能」にスポットを当ててみました。
この隠れた要素が、快適な住まい作りには欠かせないんですね。
気密性の基本から検査方法まで理解することで、家選びやメンテナンスがもっと賢くなりますよ。
住まいの品質を高めたいなら、ぜひ気密性に注目してみてくださいね。